東山魁夷の世界

東山魁夷の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784892101632
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

内容説明

代表作品62点を解説と共に収録。見て楽しみ読んで学ぶ画集。名作の芸術的香気に包まれ、その鮮烈な生き方をたどる。

目次

「残照」
「郷愁」
「道」
秋風行画巻
「たにま」
「晩照」
「樹根」
「光昏」
「松庭」
「山かげ」〔ほか〕

著者等紹介

東山魁夷[ヒガシヤマカイイ]
1908年7月8日、東山浩介、くにの次男として横浜に生まれる。本名新吉。1931年東京美術学校日本画科を卒業、川端奨学資金賞を受け研究科に進む。結城素明に師事。雅号を魁夷とする。1933年東京美術学校研究科を修了。国際汽船の貨物船で渡欧。ベルリン大学内の外国人学部でドイツ語を学ぶ。1934年、ベルリン大学哲学科美術史学部に入学。1935年帰国。1940年日本画家川崎小虎の長女すみと結婚。1947年、第3回日展に『残照』を出品、特選となり、政府買い上げとなる。1954年、第1回現代日本美術展(毎日新聞社主催)に『晩照』を出品、佳作賞を受賞。1956年、第11回日展出品作『光昏』により第12回日本芸術院賞を受賞、政府買い上げとなる。1958年、日展会員となる。日展評議員となる。1974年、日展理事長に就任。1975年3月、日展理事長を辞任。1984年、日展顧問となる。1986年、日本芸術院第一部長に選出される。1999年5月6日午後八時、老衰のため逝去。享年90歳。従三位、勲三等瑞宝章を贈られる。東山魁夷館を望む長野市・善光寺大本願花岡平霊園に葬られる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

61
観ていると知らないうちに静寂に包まれ、そして風景の中に引き込まれ佇んでいるかのよう。可能なら唐招提寺の障壁画に囲まれてみたい。2018/06/04

野のこ

42
高山辰雄さんの序文がすごく良かった。恥ずかしながら絵を知らないので高山さんの作品も観てみたい。「東山さんの作品にはうるおいがある」は私もそう思う。マイナスイオン感じる。すみさんの序章は夫の死を見つめ、彼への深い愛情がひしひしと伝わってきて素敵。星野さんの解説も丁寧で良かったです。あまり意識してなかったけど東山さんの絵の構成に強い意思を感じる作品が多いと思いました。優しさのなかある凛とした美しい緊張感。何度見ても新しい出会いがある。唐招提寺の障壁画 いつか観てみたいです。2018/01/08

しゅてふぁん

20
春先に善光寺へ行った際、東山魁夷館に立ち寄った。美術には疎いなりにとてもよかったので、この本を手に取ってみた。一番のお気に入りは、白い馬の見える風景の『緑響く』。この緑色がとても素敵。モーツァルトのピアノ協奏曲第二十三番イ短調第二楽章の旋律が作者の心の中に浮かんだとのことで、聴きながら鑑賞してみた。贅沢な時間。東山魁夷の描く幻想的な木や森が好きだな。唐招提寺障壁画の『山雲』もいいな。また美術館に行きたくなってきた。2016/05/28

ぐりぐら

19
先日行った京都国立近代美術館で見た東山魁夷展。余韻覚めやらぬうちにとアマゾンで購入。穏やかな作品ばかりだと思っていましたが、北欧の風景がなども多く、冬の厳しい気候が描いかれていて胸を打つ。2018/10/16

nonsugar

6
この間訪れた美術館では、絵具の為展示される作品が定期的に入れ替えられているらしく、見たことの無い作品がこの本でたくさん確認できた。実際に見てみると山や湖畔を扱った作品は一つ一つが非常に大きく、幽玄としか言いようが無い静かな世界へ引き込まれる。あー美術館行きたい。けどその為だけに長野に行くのもなぁ。2009/08/12

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