出版社内容情報
心と脳を一体的に、構造的、因果的に理解する道が拓けつつある今、脳の情報処理システムの新たな知見と展望を提示する。
サルの脳で発見され、ヒトの脳でも存在が確認されたミラーニューロン、シェアードサーキット等の活動を通して、共感や利他といった心的機能の研究が進み、さらに脳全体における道徳的情報処理の機能的解明が進行している。心と脳を一体的、構造的に理解する道が拓けつつある今、脳の情報処理システムの新たな知見と展望を提示する。
まえがき
第1章 ミラーニューロン――共感の脳神経科学的基盤
第2章 シェアードサーキット――共感から利他へ
第3章 モーラルブレイン――道徳の認知神経科学と進化生物学が拓く知見
第4章 イメージング――計測技術の進歩
第5章 ロボット――ロボットに心を感じてしまう人間の心
あとがき
索引
立木 教夫[タチキ ノリオ]
著・文・その他
目次
第1章 ミラーニューロン―共感の脳神経科学的基盤(はじめに―宇宙における心の位置;ミラーニューロンの発見 ほか)
第2章 シェアードサーキット―共感から利他へ(ミラーニューロンとシェアードサーキット;共感 ほか)
第3章 モーラルブレイン―道徳の認知神経科学と進化生物学が拓く知見(認知神経科学的道徳脳研究;進化生物学的立場の導入 ほか)
第4章 イメージング―計測技術の進歩(イメージングの歴史;イメージング技術と制御技術 ほか)
第5章 ロボット―ロボットに心を感じてしまう人間の心(心、脳、身体について;人間の心に備わった能力 ほか)
著者等紹介
立木教夫[タチキノリオ]
麗澤大学経済学部特任教授。専門は、科学論・現代科学思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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