悲哀に根ざした愛の教育観―新渡戸稲造とハリエット・B.ストウの比較研究

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  • サイズ A5判/ページ数 223,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784892055690
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

新渡戸稲造とH・B・ハリスの生涯をたどり、二人に共通する「自己の悲哀に根ざした他者への愛」を明らかにし、その軌跡から何を学ぶかを問う。

内容説明

新渡戸稲造とH.B.ストウ(『アンクル・トムの小屋』の著者)の生涯をたどり、彼らに通底するもの―自己の悲哀に根ざした他者への愛―を明らかにし、2人の教育者・社会改革者としての軌跡から、何を学ぶべきかを問う労作。

目次

序章 本研究のテーマと意義(テーマと意義;資料、研究枠組、研究手法)
第1章 新渡戸稲造における悲哀の果たした役割(新渡戸の悲哀の経験とその克服;個人的悲哀を社会的使命へと昇華させるに与った諸影響;悲哀に根ざした愛の教育実践;愛の実践の他者への奨励)
第2章 ハリエット・B・ストウにおける悲哀の果たした役割(ストウの悲哀の経験とその克服;個人的悲哀を社会的使命へと昇華させるに与った諸影響;悲哀に根ざした愛の教育実践;愛の実践の他者への奨励)
第3章 新渡戸とストウの教育観の基盤思想の比較(新渡戸とストウのキリスト教;ヨーロッパ思想からの影響)
第4章 新渡戸とストウの教育観と教育方法の特質(民主主義、自由主義、人格主義教育;弱者への愛の眼差しの教育;教育と宗教;新渡戸とストウの教育方法の力点の違いと身近な支援者の違い)
終章 悲哀に根ざした愛の教育観の現代社会における役割

著者等紹介

三上節子[ミカミセツコ]
1949年岩手県に生まれる。1972年弘前大学卒業。1999年東京大学大学院総合文化研究科地域文化科学専攻・修士課程修了。2004年麗澤大学大学院言語教育研究科比較文明文化専攻・博士課程後期修了。文学博士。現在、酪農学園大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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