HOW TO分子シミュレーション―分子動力学法、モンテカルロ法、ブラウン動力学法、散逸粒子動力学法

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  • サイズ B5判/ページ数 170p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784320034372
  • NDC分類 431.1
  • Cコード C3042

出版社内容情報

本書は実際にシミュレーションを行いながら,分子シミュレーション法およびミクロ・シミュレーション法を理解するように構成された実践型の教科書・参考書である.分子動力学法,モンテカルロ法,ブラウン動力学法,散逸粒子動力学法の四つの分子ミクロ・シミュレーション法に焦点を当てて,まず,本質的に重要なそれらの理論的背景を,できるだけ煩雑な数式の誘導なしに説明している.

●目次
1. 分子シミュレーション法とミクロ・シミュレーション法の理論の概要
1.1 分子動力学法
1.2 モンテカルロ法
1.3 ブラウン動力学法
1.4 散逸粒子動力学法
2. シミュレーション技法の概要
2.1 初期配置の設定法
2.2 初期速度の設定法
2.3 カットオフ距離
2.4 周期境界条件
2.5 Lees-Edwardsの境界条件
3. 分子動力学シミュレーションの実践
3.1 軽い分子と重い分子からなる系での分子の拡散現象
3.1.1 対象とする物理現象
3.1.2 問題の定式化
3.1.3 Verletアルゴリズム
3.1.4 シミュレーションのための諸設定
3.1.5 シミュレーションの結果
3.1.6 シミュレーション・プログラム
3.2 剛体分子系の気相・液相・固相
3.2.1 対象とする物理現象
3.2.2 問題の定式化と剛体分子系の分子動力学アルゴリズム
3.2.3 シミュレーションのための諸設定
3.2.4 シミュレーションの結果
3.2.5 シミュレーション・プログラム
4. モンテカルロ・シミュレーションの実践
4.1 球状粒子からなる系の凝集現象
4.1.1 対象とする物理現象
4.1.2 問題の定式化
4.1.3 正準モンテカルロ・アルゴリズム
4.1.4 シミュレーションのための諸設定
4.1.5 シミュレーションの結果
4.1.6 シミュレーション・プログラム
4.2 棒状粒子の磁場中での配向現象
4.2.1 対象とする物理現象
4.2.2 問題の定式化
4.2.3 正準モンテカルロ・アルゴリズム
4.2.4 シミュレーションのための諸設定
4.2.5 シミュレーションの結果
4.2.6 シミュレーション・プログラム
5. ブラウン動力学および散逸粒子動力学シミュレーションの実践
5.1 レナード・ジョーンズ粒子の沈降現象に関するブラウン動力学シミュレーション
5.1.1 対象とする物理現象
5.1.2 問題の定式化
5.1.3 ブラウン動力学アルゴリズム
5.1.4 シミュレーションのための諸設定
5.1.5 シミュレーションの結果
5.1.6 シミュレーション・プログラム
5.2 輸送係数評価のためのせん断流中での散逸粒子動力学シミュレーション
5.2.1 モデル系によるシミュレーションの目的
5.2.2 散逸粒子動力学アルゴリズム
5.2.3 非平衡動力学法による粘度の評価
5.2.4 平衡状態における粘度の評価
5.2.5 散逸粒子系の粘度の理論式
5.2.6 シミュレーションのための諸設定
5.2.7 シミュレーションの結果
5.2.8 シミュレーション・プログラム
6 シミュレーション結果の後処理
6.1 スナップショット
6.2 アニメーション
付 録
A1. 正規分布に従う乱数の発生法
A2. FORTRANおよびC言語の文法の基礎
A3. 磁性材料の単位系

目次

第1章 分子シミュレーション法とミクロ・シミュレーション法の理論の概要
第2章 シミュレーション技法の概要
第3章 分子動力学シミュレーションの実践
第4章 モンテカルロ・シミュレーションの実践
第5章 ブラウン動力学および散逸粒子動力学シミュレーションの実践
第6章 シミュレーション結果の後処理

著者等紹介

佐藤明[サトウアキラ]
1958年1月12日生まれ。現職、秋田県立大学システム科学技術学部機械知能システム学科教授。専門、分子シミュレーション、コロイド物理工学、ミクロ流体工学、機能性流体
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。