内容説明
文化勲章受章―大漢学者がわかりやすく説く道徳教育の理法と修養法。
目次
東洋道徳講話 誠・明・健について(誠・明・健―人生の目的;修養論;己について)
止軒閑話 ひとすじの道
私の履歴書
著者等紹介
諸橋轍次[モロハシテツジ]
漢学者。号は止軒(しけん)。明治16年(1883)新潟県生まれ。幼時から漢学を学び、新潟師範学校を経て、明治41年、東京高等師範学校国語漢文科卒業。母校の付属中学教諭のとき、大正8年から2年間、中国に留学。帰国後、東京高師教授、東京文理科大学教授、静嘉堂文庫長などを歴任。昭和2年に学位論文「儒学の目的と宋儒の活動」を著述。戦後、宮内庁御用掛として6年間、東宮(今上天皇)に漢学を進講。その間、昭和初年より『大漢和辞典』の編纂を始め、30余年の辛酸を経て、昭和35年、全13巻を完成した。昭和35年から4年間、都留文科大学学長。昭和40年、文化勲章、同51年、勲一等瑞宝章を受章。同57年、満99歳で逝去
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