出版社内容情報
第9回ネット小説大賞受賞作!
内容説明
長年王国の危機を救い続けてきた中年近衛騎士のアルフレート。平民出身ながらこれまでの努力と功績により、国家経営や軍隊統率に大幅なボーナスを与える特殊スキル『組織貢献度SSS』など数々の称号を獲得していたが、本人はそうとは知らずに日々の職務に励んでいた。しかしある日、近衛騎士団の予算を横領したという無実の罪を着せられ、全財産を奪われた上に国外追放されてしまう。突然のことで絶望するアルフレートだが、そんな彼を救ったのは、彼が長年手入れをしてきた祠に祀られる『拾う女神』だった。女神の力により10代の少年へと若返り、伝説の武器や龍の主となって人生が一変したアルフレートは、自分と同じ『捨てられしもの』を集めて理想の国造りに挑む。自分を追放した王国のみならず、大陸に覇を唱えるために…。第9回ネット小説大賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
1
追放・捨てられからの成り上がりもの。ザマァ成分は(少なくとも本巻では)無し。 「拾う神」という導入に象徴されるように全体的にコメディタッチで、設定やディテールも良くも悪くも大雑把、あるいは大らか。 そういう作品として割り切ればこれはこれで悪くなかった。2023/06/18
トルネードG&T
0
政争で国外追放になったので神にスカウトされて神の国を建国する話。初手なので大量に聖遺物を集めつつ信徒を獲得し国民にしていく話です。主権と資源つき領土だけがある状態から国民を集めて国家を樹立する話、話型として結構確立されている? 建国譚は古代から人気と言われればそれはそうです。民の保護と国家への中世が軸にある主人公なので、ある意味で中国古典みたいなものという考え方もありますね。1巻はまだ地固め中なのでここからどう安定していくのかの今後が楽しみです。2024/08/15
ゆうきゆうき
0
特権意識の強い派閥から疎まれていた王国の宿将、冤罪をかけられて追放される。今回は地盤固めで本格的なザマァは次回かな。2023/07/03