内容説明
青年会館の建設を推し進めた若者たちの成長過程を通し、自由を求める人間の苦しみとよろこび、感動のなかに「私」の覚醒を描く青春譜。
目次
第1章 丘だって考える―人間はアメーバだった・青年会館が欲しい
第2章 千枝のまなざし―レモン色の日の旅
第3章 指で目玉をえぐり抜いてやる―魂の部分・自由を守って虐殺された
第4章 森の鼓動―若い野生馬たちの挫折・建設はまぼろしか
第5章 いじめと子供―闘うこと・なんでも話せること
第6章 泥んこの蛙が空を飛ぶ―この逆転日和
第7章 雪の日の誕生―部落はずれの風景
第8章 きらめく星の予兆―再会