内容説明
豊富な実務経験をもとに著した30年間にわたる論考を集約。350判例を詳細に検討して少年事件の裁判実務に指針を示す。
目次
第1編 総説―事実認定能力及び法的思考能力の涵養について(事実認定能力と法的思考能力の相互関係;事実認定能力の涵養;法的思考能力の涵養)
第2編 少年法(抗告審から見た少年事件の現状と課題;「処分の著しい不当」に関する一考察;少年抗告事件における「処分の著しい不当」;裁判例に見る少年法32条の4所定の抗告受理の申立てについて;拘留を必要とする「やむを得ない場合」;少年刑事被告事件における刑罰法規の問題状況に関する若干の考察―少年法55条決定に関する部分的な考察も含めて;少年法37条の削除について)
著者等紹介
植村立郎[ウエムラリツロウ]
昭和43年9月司法試験。昭和44年7月司法修習生。昭和46年7月名古屋地裁判事補。昭和49年4月福島家地裁会津若松支部判事補。昭和51年4月最高裁刑事局付。昭和53年4月東京地裁判事補。昭和54年4月釧路家地裁判事補。昭和56年4月東京地裁判事補東京高裁判事職務代行、7月東京地裁判事東京高裁判事職務代行。昭和59年4月静岡地家裁判事。昭和63年4月東京地裁判事。平成3年4月札幌地裁判事部総括。平成7年4月東京高裁判事、6月東京地裁判事部総括。平成11年5月東京高裁判事。平成12年8月函館地家裁所長。平成14年6月新潟地裁所長。平成16年4月東京高裁判事部総括(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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