出版社内容情報
目が覚めると、そこは見知らぬ場所だった……
見ず知らずの部屋で目覚めた男は、そこから脱出しようと試みるも、ドアの先にはまた見知らぬ部屋があるばかり。食事もあり、ベットもあり、ときに言葉の通じない人間とも出逢う迷宮のような《場所》を彷徨するうちに、男は悪夢のような数々の場面に立ち会ってゆく……
「集合的無意識」に触発された夢幻的な世界を描き、カルト的な人気を誇るウルグアイの異才レブレーロの代表作。
マリオ・レブレーロ[マリオ レブレーロ]
著・文・その他/翻訳
内容説明
目が覚めると、そこは見知らぬ場所だった…見ず知らずの部屋で目覚めた男は、そこから脱出しようと試みるも、ドアの先にはまた見知らぬ部屋があるばかり。食事もあり、ベットもあり、ときに言葉の通じない人間とも出逢う迷宮のような“場所”を彷徨するうちに、男は悪夢のような数々の場面に立ち会ってゆく…「集合的無意識」に触発された夢幻的な世界を描き、カルト的な人気を誇るウルグアイの異才レブレーロの代表作。
著者等紹介
レブレーロ,マリオ[レブレーロ,マリオ] [Levrero,Mario]
1940年、ウルグアイのモンテビデオに生まれる。本名は、ホルヘ・マリオ・バルロッタ・レブレーロ。60年代後半からマイナーな文芸雑誌を中心に執筆活動を開始。後に「意図せぬ三部作」と呼ばれる中編三作『都市』(1970)、『パリ』(1980)、『場所』(1982)で注目される。69年にアルゼンチンのロサリオ、72年にフランスのボルドーに数カ月滞在したほか、85年から88年までブエノスアイレスを拠点に、創作のほか、写真、雑誌編集、シナリオの執筆、クロスワードパズルの制作など、多彩な分野で異彩を放った。2004年、モンテビデオで没する
寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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