内容説明
明晰かつ鍛錬された思考をもって戦後文学/思想を牽引した三島由紀夫にとって、“私”とは誰だったのか?『仮面の告白』『金閣寺』から『豊饒の海』にいたる代表作の精緻な分析を通して、現実/虚構/言語/肉体に囚われた作家の“表面”をあぶり出す。
目次
第1章 “作者”の不在証明、“作家”の誕生―『仮面の告白』(「悲劇的なもの」;「私」の/への欲望 ほか)
第2章 “私”の閉塞から“表面”としての“私”へ―『金閣寺』(吃音という疎外装置;「現実の金閣」と「心象の金閣」―論理の綻びから見えるもの ほか)
第3章 「表面の思想」へ―『鏡子の家』『美しい星』『太陽と鉄』『文化防衛論』
第4章 “表面”への物語―『豊饒の海』(“物語の法”、“本多の法”;ジン・ジャン―捏造された未知 ほか)
著者等紹介
川上陽子[カワカミヨウコ]
兵庫県に生まれる。京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了(人間・環境学博士)。専攻、現代文学論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 【単話版】エリスの聖杯S 第12話(2…



