内容説明
19世紀から現代までの芸術家/作家たち(ゾラ、ミショー、バルト…)は言語とイマージュを通して、あるいは言語とイマージュの狭間でどのような表象を生み出したのか、日仏の気鋭の研究者たちが、秘められた“創造”の核心に迫る。
目次
ウージェーヌ・フロマンタン、作家にして画家(アンヌ=マリー・クリスタン)
造形芸術からエクリチュールへ―文学以前のピエール・アルベール=ビロー(アルレット・アルベール=ビロー)
アンリ・ミショー、エクリチュールと絵画の間で(イヴ・ペレ)
ミシェル・レリスの肖像―アンドレ・マッソンの場合(千葉文夫)
ベルナール・ノエル―画家の背後からの視線(マリアンヌ・シモン=及川)
メディウムとしての写真―『明るい部屋』をめぐって(桑田光平)
自然主義作家が見せてくれるもの(寺田寅彦)
夢を描写する―アロイジウス・ベルトランと「心理学者」たち(フロランス・デュモラ)
デッサンの度合い―ヴァレリーにおける夢の詩学(塚本昌則)
クリストフ・ラミオ・エノスの詩における視覚的仕掛け(アルメル・ルクレル)
著者等紹介
シモン=及川,マリアンヌ[シモンオイカワ,マリアンヌ][Simon‐Oikawa,Marianne]
1969年、マルセイユに生まれる。高等師範学校卒業。現在、東京大学大学院准教授。専攻はフランスと日本におけるテクストとイメージの関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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