内容説明
J=L ゴダール監督の『勝手にしやがれ』で、いまも観客のこころをとらえて離さない、女優ジーン・セバーグ。自分を信じて全力で生き、愛し、演じたその生涯を暗転させたのは、FBIの謀略だった…。謎の死を遂げた稀代の女優の実像を関係者への取材や膨大な資料から浮かびあがらせる決定版評伝。貴重なプライヴェート写真など、60点以上を収録。
目次
第1章 生い立ち1938‐56
第2章 女優誕生1957‐59
第3章 『勝手にしやがれ』1959‐62
第4章 名声1963‐66
第5章 転機1967‐68
第6章 ブラック・パンサー1968‐70
第7章 謀略1970‐71
第8章 晦冥1972‐76
第9章 地獄の日々1977‐79
第10章 ふたつの死1979‐81
著者等紹介
マッギー,ギャリー[マッギー,ギャリー][McGee,Garry]
アメリカ合衆国アイオワ州に生まれる。アイオワ州立大学卒業後、ロサンゼルスで複数の映画会社に勤務。現在は、作家/映像作家
石崎一樹[イシザキカズキ]
1968年、奈良県に生まれる。英文学修士(同志社大学)、比較文学修士(トロント大学)。徳島文理大学准教授を経て、奈良大学准教授。専攻はアメリカ文学・文化、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
3
15-03 今でも「セシール・カット」…ベリーショート!でもでも いい女はロングもショートもいいよネ o(^^o)(o^^)o ♂社会の馬鹿とか言われてもイインダ(。-_-。) ゴダール監督の「勝手にしやがれ」で、今も観客の心を捉えて離さない、女優ジーン・セバーグ。謎の死を遂げた稀代の女優の実像を関係者への取材や資料から浮かび上がらせる評伝。貴重な写真など60点以上を収録。2011/04/10
どんぐり
2
米国の女優ジーン・セバーグの生い立ちから異常死で見つかるまでの40年間を描いたモノグラフィーである。最期は自殺か他殺か、謎の死のままに置かれている。写真が小さな扱いで少々残念である。ケチケチせずに、もっと大きなサイズで掲載してほしかった。2011/12/19
vonnel_g
1
アメリカで生まれ、ゴダール「勝手にしやがれ」で名を知られる女優ジーン・セバーグ。謎の死を遂げた女優の生涯を、関係者の証言や膨大な資料から追って行く労作。FBIが勘違いして追うことなく、また女優としてもうちょっと「生きる」作品に出会えていれば、もっと幸福な晩年を過ごせたのにと思わずにいられない。どの写真の彼女も美しいので余計惜しい。2011/09/03
どんぐり
0
米国の女優ジーン・セバーグの生い立ちから異常死で見つかるまでの40年間を描いたモノグラフィーである。最期は自殺か他殺か、謎の死のままに置かれている。写真が小さな扱いで少々残念である。ケチケチせずに、もっと大きなサイズで掲載してほしかった。2011/12/19
藤田一朗
0
「ペンチャー・ワゴン」で共演したイーストウッドが、ジーン・セバーグを追い込んだFBI長官の伝記映画を撮ったっちゅうのも、なかなか因果であるなあと思ったり。2012/04/14
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