また君に恋をした

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また君に恋をした

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  • サイズ B6判/ページ数 139p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784891768058
  • NDC分類 954
  • Cコード C0097

内容説明

「君はもうすぐ82歳になる…それでも変わらず美しく、優雅で、いとおしい」83歳の哲学者は、長年連れ添った不治の病の妻に宛てて、最後のラブレターを書き上げた。ふたりは互いを補い合いながら人生を歩み、共に幕を閉じた…。

著者等紹介

ゴルツ,アンドレ[ゴルツ,アンドレ][Gorz,Andr´e]
1923年、ウィーンに生まれる。スイスに亡命したあと、1954年にフランスに帰化。哲学者、経済ジャーナリスト、政治的エコロジーの先駆者として世界的に名を知られ、ヨーロッパ左翼の良心と呼ばれた。2007年、パリ近郊のヴォスノン村の自宅で一歳下の愛妻と心中

杉村裕史[スギムラヒロシ]
1955年、徳島県に生まれる。中央大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。現在、中央大学他講師。専攻、現代フランス文学、フランス語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

101
タイトルからは想像できない重たい内容を持った本。仏の哲学者が82歳になった自分の妻に向ける深い愛情が綴られている。これほど誠実に1人の女性を愛することができたら素晴らしいと感じた。若い時の本で、妻を傷つけるようなことを書いたことを後悔して、妻の真の姿を知ってもらうために本書を執筆したと言う作者の言葉に嘘はないと思う。どのページからも妻に対する溢れるような思いが伝わってくるからだ。恋愛だけではなく、20世紀の仏の知識人の生き方も描かれており、読み応えがあった。二人の最期は悲しいが後悔のないものだったのかも。2014/09/01

ケイ

82
哲学者の本なのに、最初ページから情感あふれる妻への愛。全編を通してこれなら涙腺はどうなるのか…と思ったが、ページをめくると途端に理屈っぽくなった。50年近く前に世に出るきっかけとなった『裏切者』で、妻について書いた内容が妻を侮辱したとの後悔が彼にこれを書かせた。二人の出会い、政治活動、妻の病気まで、彼らの五十数年に及ぶ生活が語られる。そして最後の2ページに再び妻への深い愛が語れる。その前の長たらしい前置きなんて必要ない。この数十行で彼女は十分だったろう。書いた翌年に二人のした選択に、やはり愛の深さをみる。2014/09/11

おくちゃん🌷柳緑花紅

70
妻へのラブレター。凄い本を読んじゃったなぁと読み終えて暫しボーとした。私には難しい所がかなりあったけれど、主人公の僕が妻である君を想う心は一冊丸ごと込められていた。どんな人にも胸のここにぽっかり空いた穴があるのだとしたら、その穴をぴったり埋められるのは・・・。訳者あとがきで、このラブレターを書き終え出版した際の妻の気持ちに感動し、約束を裏切らないためのお二人の最後に・・・。「また君に恋をした」タイトルも素晴らしい。2007年に揃って亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈りします。2014/11/11

kaoriction@本読み&感想リハビリ中

25
僕と君の愛の物語。幸福な。あの頃、あの時。この物語に副題を付けるとしたら「世界の中心で愛をさけぶ」なんて、ね。二人の世界、否、「僕」の世界は「君」との愛だけを中心に回っているかのような、甘い文章がむず痒い。そして、悲しいかな、一人称の為に「僕」の愛しか見えてこない。「君」はどう思い、どう感じていたのか。女としての私はそこを知りたかった。「挫折や間違いのない愛が気高い」と信じた『裏切り者』への懺悔。ザ・ロマンチスト。だからこそ、幸福な愛のままで逝く最期。できるなら第三者の手による二人の物語を読んでみたい。2014/09/19

じいじ

21
「婦」唱「夫」随で、何ともやるせない気持ちで読み始めた。そして今、ぞくぞくするような感動で読了した。『僕たちの物語は奇跡的に「一目惚れ」ともいえる出会いによって始まった』、から本文が始まる58年にわたる夫婦愛の話。結婚当初の夫のあまりの不甲斐なさにも直向きに夫を支える妻の健気さ、「あなたの人生、それは書くこと。だから書きなさい」と繰り返し励ます。また著者は、途中哲学的提起を投げかけてくる。弥が上にも再読を求められているような深遠なる作品である。2014/09/16

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