内容説明
生誕二〇〇年を経て甦る異貌のフェミニストの生涯。一〇〇冊にも達する厖大な数の小説を書きつつ、ショパンやミュッセとのあまりにも名高い恋愛にとどまらず、時代の政治的動向と社会の在り方を鋭く批判しつづけた「男装の麗人」の激しくも美しい自伝。
目次
第1分冊(家族の歴史、フォントノワからマレンゴへ;私の幼年時代(一八〇〇年‐一八一〇年))
第2分冊(子供時代から青春時代へ(一八一〇年‐一八一九年)
神秘主義から独立へ(一八一九年‐一八三二年))
第3分冊(文学生活と私生活(一八三二年‐一八五〇年))
著者等紹介
加藤節子[カトウセツコ]
1931年、三重県四日市市に生まれる。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。駒沢大学外国語部名誉教授。専攻、一九世紀フランス文学
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