内容説明
〈崇高〉、〈庭園〉、〈書簡体小説〉、〈自伝〉といった時代のトポスを、そしてルソー、モンテスキュー、ラクロなどの謎めいたテクストを縦横に読み解きながら、気鋭のフランス文学者が、18世紀西欧の文学と思想を現代に解き放つ。
目次
書簡体小説の愉楽(崩壊譚―『ペルシア人の手紙』の面白さ;イリュージョンの誘惑―『危険な関係』;恋愛のジェオ=ポリティクス―『新エロイーズ』〈エリゼの庭〉を読む)
表象空間の変容(庭のある風景;崇高なるもの―表象の臨界)
「私」の表象―ルソーと自伝(虚構、論理、エクリチュール―『ルソー、ジャン=ジャックを裁く―対話』;〈自伝行為〉―『対話』後日譚をめぐって;テクストと「私」―書くナルシス)
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