出版社内容情報
多くのソフトウェアに共通する振る舞いや構造をパターン化し作業を効率化するための解説書。特徴は会計分野のモデルでビジネスをパターン化し、モデリングしている点。
内容説明
ビジネスアプリケーションの開発方法にイノベーションをもたらす“REAモデル”の国内初の解説書です。R(リソース)、E(イベント)、A(エージェント)を使ったREAモデルによる25種類のビジネスパターンを豊富なUML図と共に解説します。「REAモデルとは何か」「REAモデルをどう使うか」について、「Joeのピザ屋」の生産・販売活動を例にして、具体的にわかりやすく解説。デザインパターンのリファレンスとしても使いやすい構成です。デザインパターンの分野で活躍中の著者Pavel Hruby氏によって、本書で使用した多数のモデルのテンプレートが公開されています。
目次
第1部 構造パターン(業務レベルにおける構造パターン;方針レベルにおける構造パターン;REAベースのアプリケーション例)
第2部 振る舞いのパターン(横断的な関心事;パターン;アスペクトベースのアプリケーション例)
第3部 モデリングハンドブック(基本的な交換プロセス;基本的な変換プロセス;交換プロセスと変換プロセスのあるバリューチェーン;契約を伴うプロセス)
付録
著者等紹介
フルービー,パベル[フルービー,パベル][Hruby,Pavel]
デンマークのコペンハーゲンにあるMicrosoft開発センターアーキテクチャチームに所属。モデリングによって抽象化したビジネスパターンを利用して、次世代ビジネスアプリケーションのフレームワーク開発に従事している。これまで、オブジェクト指向のフレームワーク、モデル、モデルの転化などによるアプリケーションを手がけてきた。パターンに関するコミュニティで活躍しており、HillsideグループとHillsideヨーロッパのメンバーの一員。VikingPLoP 2002(北欧で初めてのパターン言語に関する会議)の議長も務めた
依田智夫[ヨダトモオ]
1978年、慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学科修士課程修了。同年、東洋エンジニアリング株式会社入社。製造・流通分野向けのシステム・インテグレーションを担当。IMS(Intelligent Manufacturing Systems)プロジェクトに参画。自動車産業を中心にオブジェクト技術を活用したコンサルティング、ソリューション開発などを行う。1997年、株式会社シナジー研究所を設立。代表取締役・プリンシパルコンサルタント。現在、シナジー研究所にて、ビジネスモデリング手法の教育、大規模オブジェクト指向開発のプロジェクト管理コンサルティング、アプリケーション・アーキテクチャー設計などを手がけるかたわらで、総務省行政管理局技術顧問、東洋エンジニアリング株式会社ITコンサルタント、要求開発アライアンス理事などを担当している
溝口真理子[ミゾグチマリコ]
山口県出身。奈良女子大学理学部卒業後、株式会社東芝入社。画像処理ソフトウェアの開発およびリレーショナルデータベースのテクニカルサポートに従事する。現在はフリーでコンピュータ関連の翻訳に携わる
依田光江[ヨダミツエ]
熊本県出身。お茶の水女子大学家政学部卒業。横河・ヒューレット・パッカード株式会社、日本アポロコンピュータ株式会社でSEとして勤務後、1991年有限会社テクトラを設立し、翻訳業を開始。主に、IT関連の書籍、マニュアル類、Webページコンテンツの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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