内容説明
わが国が年間排出する産業廃棄物の量は約4,000万トン。そのなかで約1%の約40万トンが不法投棄されているといわれる。割合にすると微々たるものだが、不適正に処理された産業廃棄物は、資金不足などの問題から数多くの現場で撤去が進まず、積もり積もって残された廃棄物は全国で1,200万トンを超える。これらの多くが、崩落や有害物質の流出など周辺の生活環境への危険性が付きまとい、産業廃棄物に携わる人々はその処理に頭を悩ませている。本書では、全国19カ所の産業廃棄物不法投棄・不適正処理現場の状況や周辺環境への影響、原状回復へ向けた取り組みなどを写真を中心に紹介する。
目次
岐阜県岐阜市(「善商」問題)
山形県上山市
長野県南箕輪村
愛知県豊田市
青森県田子町/岩手県二戸市(県境産廃問題)
青森県黒石市
千葉県佐倉市
千葉県市原市
千葉県銚子市
埼玉県川口市
埼玉県熊谷市
埼玉県東松山市
埼玉県三芳町
山梨県須玉町(現・北杜市)
神戸市中央区
兵庫県加古川市・安富町
鳥取県米子市
香川県土庄町(豊島問題)
-
- 和書
- ロス男



