内容説明
中国は伝統的に「戦わずして勝つ」ことを最善としている。直接的な対決を避け、インテリジェンスによって優位な態勢を築くというものである。中国情報機関は国際世論を巧みに誘導し、日本を含む敵対国家の反戦気運を醸成し、重要人物を意のままに操るなどの秘密工作を行なっている。情報分析のプロが中国の対日インテリジェンス戦争の実像を戦略的思考により読み解く!
目次
第1章 中国インテリジェンス戦争の歴史
第2章 中国情報機関の概要
第3章 中国における情報活動の役割
第4章 中国の工作活動
第5章 軍事インテリジェンス戦争
第6章 対日インテリジェンス戦争
第7章 日中インテリジェンス戦争
終章 中国インテリジェンス戦争への対処法
著者等紹介
上田篤盛[ウエダアツモリ]
1960年広島県生まれ。元防衛省情報分析官。防衛大学校(国際関係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。87年に陸上自衛隊調査学校の語学課程に入校以降、情報関係職に従事。92年から95年にかけて在バングラデシュ日本国大使館において警備官として勤務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、調査学校教官をへて戦略情報課程および総合情報課程を履修。その後、防衛省情報分析官および陸上自衛隊情報教官などとして勤務。2015年定年退官。現在、軍事アナリストとしてメルマガ「軍事情報」に連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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