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出版社内容情報
「先生があたしを変えたんだよ」
地味で暗い国語教師の私に、カーストトップの生徒、上原メイサは今日も告白してくる。
『教師として、あなたの想いには応えられません』
「女としてじゃなく教師として? じゃあ卒業したらいいってことだね」
「ね、先生。今度デートしようよ。服選んであげる」
『上原さんも懲りないですね』
――なのになぜかクリスマスはふたりきりで過ごし、ひとつのベッドで眠って、手首へのキスを受け入れて、彼女から連絡がないと不安になる。
認めてはいけないのに。境界線を軽々飛び越えてくる7歳も年下の教え子に、どうしようもなく惹かれていることなんて。
生徒×教師の歳の差ガールズラブ。
内容説明
「先生があたしを変えたんだよ」地味で暗い国語教師の私に、カーストトップの生徒、上原メイサは今日も告白してくる。『教師として、あなたの想いには応えられません』「女としてじゃなく教師として?じゃあ卒業したらいいってことだね」「ね、先生。今度デートしようよ。服選んであげる」『上原さんも懲りないですね』―なのになぜかクリスマスはふたりきりで過ごし、ひとつのベッドで眠って、手首へのキスを受け入れて、彼女から連絡がないと不安になる。認めてはいけないのに。境界線を軽々飛び越えてくる7歳も年下の教え子に、どうしようもなく惹かれていることなんて。生徒×教師の歳の差ガールズラブ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
地味で暗い国語教師の筧莉緒に、今日も告白してくるカーストトップの生徒上原メイサ。7歳も年下の教え子に振り回される生徒×教師の歳の差ガールズラブ。ぐいぐいと来るメイサをいなしながら、ついつい押され気味の莉緒。莉緒が女性を恋愛対象とするきっかけになった学生時代の恩師・緋紗子先生。そして恋というものにピンときていなかったメイサが、1対1の赤点補修をきっかけに芽生えた莉緒への想い。最初は生徒のために奔走していたはずが、いつの間にか意識する関係へと少しずつ変わっていって、そんな2人がどんな関係を築くのか今後に期待。2024/09/21
真白優樹
15
地味で堅物と評判な教師に、クラスのカーストトップな少女が惚れて始まる物語。―――終わり切れぬ思いに気付かず、新たな恋は降り積もる。 教師の、惹かれるけれども抑えようとする心。少女の、世間なんて知った事かと真っ直ぐにぶつけていく恋心。二つの恋が交じり合いぶつかっていく物語であり、正しく雪の様に降り積もる恋の感情が、厳しい世界の中で優しくも甘い物語である。何千日の後、また交わり合っていくその時まで、今、恋は始まったばかり。果たしてこの先、すれ違う恋心は何処へ向かうのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/09/29
とってぃー
15
とても真っ直ぐな想いで素敵!お堅い教師・莉緒と生徒・メイサの年の差百合作品。メイサの先生を好きになる理由に惚れ惚れしたし、丁寧に描かれていて良かった。当たり前になっていることを褒められるってグッとくるんだよ…。先生は真っ直ぐな想いと言葉でメイサのことをみてくれて温かくなります。そして、先生の初恋とその過程もほろ苦くてしんみりしますね。まだまだこれからなので絶対に続刊して欲しい!2024/09/29
椎名
15
最近百合の教師と生徒ものがかなり流行っているなあと感じている。地味な国語教師と可愛く人の中心にいるようでいて愛の足りていなかった女子生徒。関係が深まっていく過程は丁寧で、少しわざとらしい悪役ポジションにはうーむと思ったものの、通して教師側の対応がしっかりしていて好感が持てる。ただストーリーとしてはまだ関係性が見えたところまでしか描かれていないため、起伏は少ない。今後の展開に期待という具合。2024/09/24
ほたる
15
教師と生徒の百合関係。人がその人のことを好きになること。その瞬間からもうその人のことしか考えられなくなる。先生サイドの過去のお話、生徒サイドの静かに灯された恋のお話。静かだけど熱く強い気持ちに心を大きく動かされる。二人の関係の幸せを願う。2024/09/22