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バンド・オブ・ブラザース―男たちの深い絆

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  • サイズ B6判/ページ数 527p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890631469
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0030

内容説明

第二次大戦を通じて米陸軍第一〇一空挺師団第五〇六歩兵連隊E中隊には、つねに困難な任務が与えられた。ノルマンディー上陸作戦ではドイツ軍防衛線の背後にパラシュート降下し、フランスとオランダでは熾烈な戦闘をくり広げ、バルジの戦いでは言語を絶する凄惨な状況に耐えた。さらにドイツ国内で強制収容所を解放し、最後にはベルヒテスガーデンにあるヒトラーの山荘「イーグルズ・ネスト」を攻略する。E中隊の戦死傷率は百五十パーセントにのぼり、名誉戦傷章は従軍の証だった。生存者との何十時間にもわたるインタビューと、兵士たちが残した日記や手紙をもとに、著者スティーヴン・アンブローズは、この、英雄たち自身の言葉を通じて、彼らの驚嘆すべき物語を伝えている。

目次

「翼が欲しかった」
「立ち上がれ!フックをかけろ!」
下士官たちの反乱
「さあ行くぞ!覚悟しろヒトラー!」
「俺に続け!」
「出ろ!出るんだ!」
休養、そしてたび重なる作戦の中止
地獄のハイウェイ
「島」での戦い
アルデンヌへ
「バストーニュ砦の不屈の男たち」
限界点
「最高の気分」
敵を知る
ヒトラーのシャンパン
兵士の夢の生活
それからの人生

著者等紹介

アンブローズ,スティーヴン[アンブローズ,スティーヴン][Ambrose,Stephen E.]
1936年生まれ。1960年ニューオーリンズ大学で教鞭をとり始める。28歳のとき、アイゼンハワー大統領から伝記の執筆を依頼される。その後、ニクソン大統領の伝記も手がける。これまでに20冊以上の本を執筆。その中には、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストに載った『Dデイ、1944年6月6日』『シティズン・ソルジャーズ』などが含まれる。またスティーヴン・スピルバーグが監督した映画『プライベート・ライアン』の歴史考証も担当。『ナショナル・ジオグラフィック』など数多くのテレビ・プログラムの制作にも参加。ボイド氏記念歴史学講座の永久教授。2000年6月開館した国立Dデイ博物館の館長でもある

上ノ畑淳一[ウエノハタジュンイチ]
東京都出身。慶応義塾大学卒業後、1979年に渡米し、コンピュータ関連の翻訳および通訳をへて、現在、建築およびコンピュータ技術関連のコンサルタントとして活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

LNGMN

11
HBOドラマ原作のノンフィクション。第二次大戦下、ノルマンディー降下からドイツ降伏・終戦まで、連合国軍の精鋭部隊"E中隊"の姿を追い、下士官の目線から戦争の姿を捉える。基地時代から馴染みのある名前がたったの一行で命を落とし、終盤には補充兵の名前ばかりになる事実が重い。勝者視点に留意する必要はあるが、戦争の醜さと戦争が人をどのように壊すかも描かれている。普通の若者が極限状態を乗り切り、人としての尊厳を保つために兄弟の絆が果たした役割を知る。2022/10/20

さきん

10
第二次大戦を通じて米陸軍第一〇一空挺師団第五〇六歩兵連隊E中隊には、つねに困難な任務が与えられた。ノルマンディー上陸作戦ではドイツ軍防衛線の背後にパラシュート降下し、フランスとオランダでは熾烈な戦闘をくり広げ、バルジの戦いでは言語を絶する凄惨な状況に耐えた。さらにドイツ国内で強制収容所を解放し、最後にはベルヒテスガーデンにあるヒトラーの山荘「イーグルズ・ネスト」を攻略する。E中隊の戦死傷率は百五十パーセントにのぼり、名誉戦傷章は従軍の証だった。生存者との何十時間にもわたるインタビューと、兵士たちが残した日2015/08/07

鐵太郎

6
誇れる過去を持てることは幸福なことです。それを否定しない。この本で、そしてTVドラマで、勇ましい戦争を楽しむことも出来ます。それはそれで良い。ぼくだってそんな受け止め方もする。でも、戦争に行った父祖を誇れても、戦争を誇ってはいけないと思うよ。それは、必要悪だったんだよ。今までも、そしてこれからも。 アメリカ人がアメリカの栄光を誇るのも、それはそれでいい。でもね。でもね。 ──それだけじゃいけないんだよ、きっと。2008/05/31

misatong

4
ドラマを観た後に、原作を読みたくなり読み始めた。 E中隊の結成から終戦までの流れをおさえながらも、個々が経験したエピソードが数多くあり、インタビューで得た多くの証言への愛着を感じた。 ドラマの構成は原作通りではなく多少の前後があったりエピソードの主を変えてあるなどしてあると思うが、ドラマを観た方にはお勧めできる。2015/05/31

シグシグ

4
有名な映画「プライベート・ライアン」が好きな方にとってはとてもおもしろいと思う。この本は映画とは違って兵士それぞれの体験や気持ちが細かく描写されており、その当時を生きた人々の声が生々しく頭の中に入ってくる。戦争という絶望の中で生きた人達のすべてが詰まっていると思った。教科書では知りえない世界を学ぶことができました。それにしても、日本とアメリカの軍隊がここまで違うとは・・・。いろいろな目線で楽しめると思います。2010/04/11

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