出版社内容情報
人生に疑問を持ったら、これしかない！芥川賞作家が挑む、般若心経、釈迦、仏陀の教えとその謎はどの入門書より分かりやすく面白い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅーとろ
2
坂東三十三観音巡礼で観音様を前に（短いお経なので）般若心経を読経するが、色即是空以外意味がわかるようなわからないような。この本は、優しい語り口で般若心経の理解を格段に深めてくれる。なんと、（１）釈迦の弟子の舎利子に向かってかたっている、（２）小乗仏教徹底批判、（３）意味のないおまじない部分、なんだ！釈迦と仏教展開の話題も興味深い。釈迦がイエスと違い生存中から大国の王様や豊かな商人に支持・支援されたこと、その理由、バラモン教・大乗仏教・小乗仏教の関係など。こんなにわかりやすい仏教入門ははじめて。2018/03/15
霹靂火 雷公
1
釈迦の生涯や仏教についてダイジェストで知る事ができた。言葉では説明できない「空」を、間接的に「解ったような気にさせる」試みは興味深い。2012/05/09
きっか
0
分かるには分かるのですが、最後の最後で全文の現代語訳が入ってるとありがたかったかな。途中に出てくる断片を繋ぎ合わせればいいのだけれど。2010/12/03
Ind
0
砕けた説明で初心者として入り込みやすかった。救われるためには意味を考えてはいけない、にも関わらず意味をわかりやすく説明する筆者の最後の主張にとても共感した。何にでも意味を求めてしまうのは知性を持った人間として当たり前だし、素晴らしいことだと肯定できてよかった。2020/03/10
-
- 和書
- 午後の死 角川文庫
