出版社内容情報
自らもガンに倒れた国立がんセンター第四代総長塚本憲甫の生涯をたどり、日本のガン征圧の苦闘の歴史を描く大河ノンフィクション
内容説明
ガンの放射線治療の世界的権威で自らもガンに倒れた、第四代国立がんセンター総長塚本憲甫。飾らない人柄と公平な態度で誰からも敬愛された塚本の生涯をたどりながら、様々な医師の活躍、池田勇人、高見順、市川左団次ら患者たちとの心温まる交流を通して、日本におけるガン征圧の苦闘の歴史を描いた大河ノンフィクション。
目次
第1章 がんセンター総長の戦死
第2章 静岡―一生を決めた街
第3章 東大医学部稲田内科
第4章 癌研附属康楽病院
第5章 放射線医学総合研究所