出版社内容情報
サントリー学芸賞、講談社エッセイ賞受賞のフランス文学者が放つ、ユニークで痛烈な社会風刺。摩訶不思議な流行の意味を解読する
内容説明
許せない奴にそっと一撃。でかい車の馬鹿男、ブランド好きの物欲OL、フーコー、デリダと叫んだ俄かインテリ、人前で着替える破廉恥コギャル…天に代わって空気げんこつ。絨毯爆笑エッセイ。
目次
1 エロスと舞踏会(淫乱女は国を起たす;キリスト教の性革命 ほか)
2 空気げんこつ(人間反比例式;革命家の森美術館 ほか)
3 流行のツボ(女子高校生、変身しても「女子高校生」;自分を「呼びすて」にする若い女性たち;「先祖返り」した男女関係;透明な携帯電話 ほか)
4 便利と無駄の戦い(便利と無駄の戦い;見えない衣裳 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
9
もの言いが???もあるし、1998年の本なので、言葉の選び方が古臭いところもあるけれど、当時のことが思い出される。2015/04/16
Susumu Kobayashi
3
各種媒体に掲載した軽い読み物をまとめたもの。1998年の出版だから、ちょっと古い。それでも著者の軽妙な筆致を愉しめた。一番笑えたのが、長男が中学受験をした時に、塾で面接試験の予行演習をやった時のエピソード(p.114)。「大きくなったら、何になりたいですか?」「父のように、大学の先生になりたいです」「どうしてですか?」「楽そうだから」(ギャフン)2016/03/03
HH2020
0
?
なむなむ
0
確かに。車のクラクションの音は不快ではある。そろそろ注意を引きつつ、不快に感じない音が車から鳴らされてもいいようなものだが。2023/12/16