内容説明
生まれてきてよかったと思いながら最期を迎える日が来るかもしれない、そんな風に思えるまでにはなった。20年を超える歳月を隔てて。人を殺めた事実に向き合う執行猶予中の青年。夫が単身赴任中の一人の主婦は、いつしか青年に心を惹かれていく。
著者等紹介
小山紗都子[コヤマサトコ]
1960年、岐阜県生まれ。幼児期は大阪で、思春期は茨城で育つ。共立女子大学英文コース専攻卒。中堅出版社で英文雑誌の編集に携わった後、学習塾で講師を務める。現在、埼玉県和光市在住。今は広告代理店を営む夫と小学生の娘と共に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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