内容説明
偶有性という経営資源。経営は出会いの連続である。それは「偶有性」ということだった―。起業に失敗し、30以上の銀行を廻るも融資を拒絶され、全てのベンチャーキャピタルから門前払いを食らった青年は、無数の出会いと地獄の資金繰りによって100億円以上を調達した。
目次
第1部 上空3万フィート。偶然の“出会い”(1枚のメモ;“ド素人”の通信事業構想)
第2部 突然の“別れ”(代理店開拓;命のお金 ほか)
第3部 めくるめく“出会い”(変わる交渉相手;“限界突破”の出会いを求めて)
第4部 本書の解説(スタートアップに求められる偶有性とマーケティング;スタートアップのブランドマーケティング)
著者等紹介
木野将徳[キノマサノリ]
1984年岐阜県出身。2003年県内の高校を卒業後、フランス料理店でコミソムリエ(見習い)を務める。2004年に19歳で起業、27歳迄に10社以上を創業するも失敗し、借金に追われホームレスも経験。その後、いくつかの国を転々とし、マレーシアに移住。通信のLCC、XMOBILE SDN.BHD.を創業。2013年7月6日に帰国し、ネットカフェで生活しながら、格安携帯会社エックスモバイルを創業した
鈴木たつお[スズキタツオ]
1969年東京都深川出身。法政大学大学院経営学博士前期課程修了。産業能率大学大学院経営情報修士課程修了。法政大学大学院イノベーション・マネージメント研究センター客員研究員。マイクロソフト(株)IT市場開発部部長、(株)アッカ・ネットワークス(NTTグループ)執行役員ソリューション営業本部長、(株)ウィルコム(現ソフトバンク)執行役員法人事業本部本部長など、IT企業でキャリアを積む。ウィルコム勤務時に経営破綻を経験し、役員職として再建に携わった。退任後、起業。会社経営を行ないながら、法政大学大学院にて新倉教授に師事。選挙マーケティングを研究。2019年地方統一選挙で東村山市議会選挙に出馬し、当選を果たす
新倉貴士[ニイクラタカシ]
1966年神奈川県横須賀市出身。1989年明治大学商学部商学科卒業。1991年横浜国立大学大学院経営学研究科修士課程修了。1995年慶応義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了。1998年慶応義塾大学より博士号(経営学)取得。関西学院大学商学部教授(1995‐2009)を経て、2010年より法政大学経営学部・大学院経営学研究科教授。フロリダ大学(1998)、ペンシルバニア州立大学(1999‐2001)にて客員研究員。早稲田大学、明治大学、岡山大学、日本大学、甲南大学などの非常勤講師を歴任。日本マーケティング学会常任理事(2021)/日本消費者行動研究学会会長(2018)編集長(2020)/日本商業学会関東部会理事(2021)編集長(2015-2016)/日本リテンション・マーケティング協会(特別会員)/一般財団法人樫尾俊雄記念事業財団(評議員)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- ペアで着る彼のセーター