内容説明
開明的経営者大原孫三郎と出会い、「女工哀史」状況改善への熱情を共にし我国初の労働科学研究所を設立、豊富なアイデアと多彩な研究を発表、戦争協力者との批判もある複雑な軌道の中、一貫して「労働の科学」への情熱を燃やし続けた一医学者の人生。
目次
青春
東大医学部時代
生理学教室から貧民窟調査へ
大原社会問題研究所時代
倉敷労働科学研究所の創立
ヨーロッパ留学
創立初期の倉敷労働科学研究所と暉峻
昭和前期の暉峻
倉敷から東京へ
戦時下の暉峻
労働科学研究所の再建
労働科学研究所を退く
民衆の健康を考えて
死に至る病



