著者等紹介
ヒル,スーザン[ヒル,スーザン][Hill,Susan]
1942年生まれ。ロンドン大学キングス・カレッジに学び、1961年、最初の小説『囲い』を出版。結婚・出産によって一時期執筆活動を中断していたが、1982年に発表した自伝的作品『不思議なリンゴの木』がベストセラーとなり、現在は小説・戯曲・評論など多くの分野で活躍している。オックスフォードシャー在住
バレット,アンジェラ[バレット,アンジェラ][Barrett,Angela]
ロンドン在住のイラストレーター
新倉せいこ[ニイクラセイコ]
明治学院大学英文科卒業。翻訳などにたずさわり、1988年にはニューヨーク州の小・中学校で、日本文化を紹介。現在は外語ビジネス専門学校の日本語・英語の講師をつとめている。「穹」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
20
あまりに大時代な気がしていつの本かと思ったら1986年刊にはちょっとびっくり。つい30年前の英国ではこういう感じだったのかな2013/12/01
まっと
19
著者の庭づくりに向けられた思いが詰まった一冊。最近、庭いじりを少し楽しんでいるが、決して型にはまることなく、自然な気持ちで楽しむのが一番のようだ。「様々な実験や経験や自然の偶然の働きによって最高の庭にもなるし、思いもかけなかった楽しみを与えてくれたりもする」ともあり、勇気づけられる。著者がいう「人間の行動の中で、子供を産むことは別として、庭づくりが一番楽天的で、希望にあふれたものです」という境地に達するかどうかはともかくとして。挿絵も一つ一つが美しく、我が家の狭い庭では実現できそうもないが、心癒やされる。2023/01/21
Rosemary*
19
絵本のような園芸指南書のような、とっても美しい本でした。植物や土を触ることが癒しに繋がります。。子どものころにそこから興奮や満足、慰めを味わった思い出は生涯薄れることがないようです。庭づくりに終わりがありません。常に進行形であり未来を考え明日に希望を持つことを覚えて行くのです。2013/11/05
花林糖
13
(図書館本)アンジェラ・バレットの絵がとても美しく素敵な本。「夜の庭」が一番お気に入り。(購入)2015/08/25
しろのあ
3
以前、図書館で借りて、気に入ったので購入して再読。わたしの心の中にある理想的な空想の庭は、永久にたどりつけない、手に入らないところにあります(本文より)うーん、そうかもしれない。でも、素晴らしい挿絵が理想の庭へ連れて行ってくれますよ。やっぱり、夜の庭の章は何度読んでも素敵です。キッチンハーブや野菜づくりのアドバイス、子どもとガーデニングを楽しむヒントなど実用面でのアドバイスも初心者には役にたちます。とにかく、庭が好き!という愛があふれる素敵な本です。2015/04/13