世界を救う１００歳老人

ヨナソン，ヨナス【著】〈Ｊｏｎａｓｓｏｎ，Ｊｏｎａｓ〉/中村 久里子【訳】

西村書店（新潟）（2019/07発売）

• サイズ 46判／ページ数 424p／高さ 19cm
• 商品コード 9784890137992
• NDC分類 949.83
• Cコード C0097

出版社内容情報

世界1000万部超の大ヒット作『窓から逃げた100歳老人』続編。今作で101歳になったアラン。トランプ、メルケル、プーチンなど世界のリーダーをも翻弄！？　皮肉と正義をこめて、世界情勢を冒険小説として描ききるスウェーデン人作家の爆笑エンタメ。

内容説明

アランの１０１歳の誕生日パーティ祝いに、親友ユーリウスが熱気球を用意した。乗り込んだはいいが、あることをやらかして、ふたりは一路インド洋上空へ。大海原を漂流するふたりを助けたのはなんと北朝鮮の船だった。またたく間にブリーフケースいっぱいの密輸ウランをめぐる地球規模のトップシークレットに巻き込まれ、怒濤の冒険が始まった！トランプにメルケル、プーチン、金正恩、世界のリーダーが続々登場。紙ナプキンに書かれた機密文書、ナチとの遭遇、大量の違法アスパラガス…。ドタバタ歴史改変小説『窓から逃げた１００歳老人』続編、笑撃の再上陸！

著者等紹介

ヨナソン，ヨナス［ヨナソン，ヨナス］ ［Ｊｏｎａｓｓｏｎ，Ｊｏｎａｓ］
１９６１年スウェーデンのヴェクショー生まれ。ヨーテボリ大学卒業後、地方紙の記者となる。その後、メディア・コンサルティングおよびテレビ番組制作会社ＯＴＷを立ち上げ成功。テレビ、新聞などのメディアで２０年以上活躍した後、『窓から逃げた１００歳老人』を執筆、世界中で累計１５００万部を超える大ベストセラー作家となる

中村久里子［ナカムラクリコ］
新潟県出身。立教大学文学部心理学科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaichiro]

100歳の華麗なる冒険の続編。第1弾は映画化されているが、今回も映画化を期待する。101歳を迎えるスエーデン人アランカールソンとその仲間達が、世界の首脳を相手にドタバタを演じる現代活劇。北朝鮮のウラン輸入をポイントにアメリカ、ロシア、ドイツ、アフリカ諸国、そして原作者の祖国であるスエーデンを巻き込み、現首脳達への風刺を強烈に書き記す。ところどころウランの理系的知識や、欧州連携の難しさが解説され勉強にもなる。日本に住んでいると考えることが少なく済んでいるなと改めて実感。良本です。

2019/06/17

[雅]

101歳にして世界を股にかけるトラブルメイカー。実在の首脳陣をおちょくりまくりで最高に爽快。まだまだ元気でいて欲しい

2019/12/07

[ジュール リブレ]

相変わらずすさまじいストーリーでした。本当だったら何回死んでるんだろう。でも不死身のアラン・カールソンは、トランプ大統領ちも、金正恩にもプーチンにも負けないのだ。アスパラガスは白に限るドイツ人と、緑に限るスエーデン人の楽しそうか口論や、メルケル首相のキャベツスープ。なんか特徴を捉えていて、破天荒なんだけど、スケールアップした楽しいシリーズ2冊目でした。

2019/08/09

[かもめ通信]

世界各国の現役政治家が総出演！？前作よりさらにパワーアップした面白さ。クスクス笑っていたはずが、背中がゾクゾクしてきたり、いろんな意味で慌ただしいノンストップコメディ。

2019/08/14

[ねなにょ]

アランは、時に大胆不敵な行動に出ることはあるけれど、iPadでニュース読んでるシーンばかりが印象に残っている。もっと無鉄砲で型破りなキャラクターだと思っていたので、ちょっと肩透かし。文章が、ところどころ、直訳っぽいというかクドイというか、リズム感が損なわれてしまってちょっと読みづらかったのも。翻訳の大変さはよぉ～く理解していますし、決して、つまらない小説だったという訳ではないのですが、いや～、時間がかかった。

2021/07/29