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内容説明
酸化皮膜の研究はまだ途についたばかりだ。開発余地はまだまだある。アベル株式会社創業者、居相英機。唯一無二のステンレス発色技術、「アベルブラック」を開発。日本の産業、ものづくりに大きく貢献し、激動の時代を駆け抜けた英機の妙々たる生きざま。
目次
英機と名付けられた男 自分はバカである、空っぽである
英機、学業と稼業二足のわらじ 艱難辛苦 汝を玉にする
英機、東京滞在の最後 なぜ倒産に至ったか
英機、三重苦を背負う 95歩も半歩の内
英機、目から鱗が落ちる ステンレス電解発色法の発見だ!
英機、信じていいのか 千客万来、八尾詣
英機、飲み込まれた!負けだ!バブルがはじけ、受注は減少
英機、黒に絞り込め!黒色コイル材電解発色ライン1号機完成
英機、これがアベルブラックか、これから何百年は保つなァ 次のラインは何処に作るか!
英機、まだまだ 素材は社会を豊かにする。これからが楽しみだ