内容説明
生を支えるためのガン告知とは。誠実なインフォームド・コンセントの在り方を考える珠玉のエッセイ。
目次
「先生はウソを言った」
アイバンク―「人工肛門は必要だったのか」
突然死―「申しわけない、申しわけない」
プレドニン―「きれいな顔で死なせて」
スポーツドリンク―「君のお母さんはガンです」
日本海の落陽―「病院の職員は信用できない」
企業戦士―「病院に行きたがらないのです」
柿の実―「赤い水を飲むともう駄目だ」
最後の茶会―「とっておきの薬をあげましょう」
ペーパーフラワー―「女でなくなってしまうのですね」〔ほか〕