内容説明
むかし郵便局は“観光地”だった！元祖！スタンプラリーの世界。８０年前の昭和６年（１９３１）から約１０年間、本土をはじめ樺太・朝鮮・台湾から南洋まで、当時の版図に沿って約１５，００の郵便局で使用された戦前の風景スタンプ。その土地の名勝や風物を描いた興趣あふれるスタンプが、諸国漫遊のタイムトラベルにいざないます。
目次
戦前の風景スタンプ集その誕生から終局まで
コレクションの方法―官白
本土編
外地編（朝鮮；台湾；樺太；南洋；関東州；満州国；野戦局）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
笛吹岬
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これは労作といえるだろう。戦前の日本、それもいわゆる内地だけでなく、船内郵便局や、朝鮮、台湾、南洋諸島の郵便局や「満洲帝国」の郵便局で使われた風景印の影印を集めたものである。使用開始日や告示日・告示番号なども分かるようになっていて、もはや趣味の本ではなく、歴とした資料集といえる。ただ、そうなると影印を75％に縮小したことが恨めしく思える（もっとも、だからといって、影印が見えづらくなることもなく、価値が低下しているわけではない）。2011/05/25
