出版社内容情報
紀元前14・15世紀に遡る甲骨文に始まり、王羲之、顔真卿などを生み出した、3500有余年の長きにわたる中国の書の発展を、「書体の興亡史」および「書風の展開史」という観点から、迫力の図版とともに解説する。
【目次】
目次
第1章 古代文字の時代 漢字の誕生、篆書・隷書の展開(甲骨文・金文 王と神の対話;篆書(小篆) 皇帝の文字 ほか)
第2章 現行三書体の完成 楷書・行書・草書の確立(草書・行書・楷書 現行書体の成立;「書聖」王羲之の登場 書法の大転換 ほか)
第3章 「意」の表出とその展開 表現意識をもった多彩な表現(継承と復古;顔真卿のあふれる情念 ほか)
第4章 「見せる」書の展開 現代書への道(元の復古的思潮;明の文人の書 ほか)
著者等紹介
田中亮[タナカアキラ]
1961年香川県生まれ。高野山大学大学院修士課程修了(密教学専攻)。書道専門出版社での書籍・雑誌の編集職を経て、現在、書・美術・東洋文化についての研究・執筆等にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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