内容説明
墜落による災害防止の決め手は「落ちない設備にする」こと、それができなければ「落ちても安全にすぐ阻止する」こと。全産業の労働災害の中でも、死亡者数ワーストは墜落・転落となっている。いまあるものを有効に使って安全に作業するための手引書。
目次
第1章 高所作業共通(高所作業について;安全色などを混同するべからず ほか)
第2章 安全帯と墜落阻止装置(安全帯を着用しないで高所に昇るべからず;安全帯のフックを掛ける高さを軽んじるべからず ほか)
第3章 昇降設備と用具(はしご;脚立・作業台共通 ほか)
第4章 開口部などからの墜落(開口部作業;タンク・マンホールなど ほか)
第5章 高所作業に関する安衛法と安衛則(法令・規則(省令)とは
労働安全衛生法(事業者の講ずべき措置等) ほか)
著者等紹介
中野洋一[ナカノヨウイチ]
1943年、埼玉県所沢市生まれ。神奈川大学・工学部機械工学科を卒業し、65年に三井建設に入社。おもに公共の土木工事の業務に従事する。その後、本・支店の安全環境部に所属し、社外協力として建設業界の各種委員を歴任。その間、労働安全コンサルタントの資格を取得。99年から、中央労働災害防止協会の安全管理士として、全国の事業場(地方自治体、公益性のある企業・大学・おもに製造業の民間企業など)の安全診断、安全パトロール研修・安全講話、安全衛生教育などを行い、2012年6月に同協会を退職。現在は、安全コンサルタントとして独立し、安全指導全般と、書籍の執筆、監修指導などに従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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