内容説明
建設業は、設計と施工という仕事が分離している。設計は当然のことながら大変な能力を必要とするが、その設計図書、現場説明事項等を効率よく具現（施工）するためには、これまた特別な能力がなければ実現しない。施工という能力は、膨大な「施工計画」を立て、良好な「品質」を具現し、思わぬ事態の発生を乗り越えて「工程」を守り、何よりも重要な「安全、衛生」を確保しなければならない、専門性の高いものなのである。本書は、これから現場管理業務の指揮をとる「現場代理人」のプロを目ざす技術者のために編集したものである。
目次
第１編 建設業法と技術者制度
第２編 現場管理業務の概説
第３編 施工技術管理
第４編 工程環理
第５編 資材管理
第６編 品質管理
第７編 安全管理
第８編 労務管理
第９編 原価管理
第１０編 事務管理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
O. M.
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電気工事の現場代理人(工事現場における請負者のトップ)の業務をまとめた参考書。施工管理、資機材調達の流れ、安全管理の実際、関係法制度など。本書を読めば、日本の電気工事のやり方が全て（教科書的な範囲で）分かると言って良いでしょう。内容が専門的すぎて、全くもって一般の読者向けではないですが、関係者にとっては非常に価値が高いと感じます。平成11年発行で、基本的な業務のやり方は不変ですが、法律関係は変わっているものがあるので注意。改訂新版を期待します。2014/09/28
