出版社内容情報
人気歌い手の96猫と囚人Pによるユニット・CLΦSHの楽曲をベースにした近未来アクションノベル。作中の楽曲を収録したCD付き。
内容説明
時は2129年、全ての創作物が国の下に規制されていた。ライトノベルは「危険図書」、アーティストは「犯罪扇動者」と呼ばれ排され、それが“当たり前”になっている時代。物語(フィクション)を紡ぐことも、描くことも、歌うことも、読むことすら禁じられた日本に、異能の歌姫が舞い降りる―。
著者等紹介
猫ロ眠囚人P[ネコロミンシュウジンピー]
猫ロ眠(ねころみん)。VOCALOIDを使用した楽曲制作を手掛けるプロデューサー。2012年7月にはCLΦSH(96猫×囚人P)として、メジャーデビューも果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カフェオレ
0
書く、描く、読む、見る、聞く、歌う、表現、魅了する。芸術というのをすべて禁じられた世界。そんな世界でも芸術的才能を持った人は存在しその才能に蓋をして生きなければならない。なぜなら国は芸術的才能を持った人が何らかのアクションをすることを病気(アルテラ)といい処分するからである。こんな理不尽な世界を変えるために立ち上がり戦っていく者達の物語。 設定がおもしろい!様々なアルテラの力を使いながら国に立ち向かうバトルもので話もしっかりとしている。96猫さんの歌唱力はさすがですね。2013/05/06
勝みやこ@佐幕派。
0
芸術が禁じられた世界と言う世界。ありきたりであるが、「お兄ちゃんは~」というどう考えてもくだらなくて単純そうな物でも【芸術】に飢えている人に取っては素晴らしい話に感じるのは当然であろう。だからこそ≪禁書≫となった。最後の歌、歌詞が分からなくなっても歌おうとするところは良かった。2013/05/01