出版社内容情報
「高負担・高満足か、低負担・低満足か」という二者択一ではなく、満足度が高く、しかも社会コストが低い社会を作り出すアプローチがある。コミュニティ・ソリューションだ。本書は、医療・教育・保育・まちづくりなど喫緊の社会課題を解決する「コミュニティ科学」という新しい発想による理論と方法論を、豊富な実例をあげて提示する。
目次
はじめに:新しい発想で社会発展の道を探る
第1章 コミュニティ科学とは何か
1 コミュニティ科学の基本シナリオ
2 コミュニティ科学の2つの特徴
3 ゲーム理論のミッシングリンクとしてのソーシャル・キャピタル
4 制度論から見たコミュニティ科学
第2章 理論的背景と位置づけ
1 コミュニティ科学の社会的背景
2 コミュニティの2つの捉え方
3 問題解決を高める力
4 コミュニティとソーシャル・キャピタルを活かす
コラム1 実空間情報クリッピングシステム「InfoClip」
コラム2 「未来見」と「InfoClip」を用いた「まちなか情報マップ」
第3章 コミュニティ科学のモデルとツール
1 現実空間と情報空間のつながりのメリットを活かす
2 子育て安心社会の実現
3 信頼される学校を創る
4 スポーツコミュニティにおける現実空間と情報空間
5 時空間情報モデル
6 「コミュニティ社会基盤」の考え方と機能モジュール
コラム3 「アクティブアバター」による複合型コミュニティ形成支援
コラム4 「リアル社会連携型SNS」による子どもクラブコミュニティ形成支援
第4章 複合型コミュニティにおける社会規範をめぐって──遠隔予防医療における「額縁効果」
1 コミュニティ型遠隔医療
2 ネットワークによる「社会規範」形成
3 医師が驚くほどの効果が
コラム5 奥多摩町における遠隔予防医療の意義
コラム6 奥多摩町における遠隔予防医療相談システム
第5章 にぎわいのあるまちなかの安心と経済
1 まちなかのコミュニティ・ソリューションからの地域再生
2 青森まちなかの社会基盤づくり
3 まちなかマーケティングの実践によるコミュニティ社会基盤の構築
4 マイクロ商圏ビジネスによるダブルボトムラインの実現
コラム7 「コモビ携帯(実空間透視ケータイ)」によるコミュニティ空間共有
おわりに:コミュニティ科学の可能性と課題
付録 「コ・モビリティ社会の創成」プロジェクト
あとがき
索 引
執筆者プロフィール
内容説明
「高負担・高満足か、低負担・低満足か」という二者択一ではなく、満足度が高く、しかも社会コストが低い社会を作り出すアプローチがある。コミュニティ・ソリューションだ。本書は、医療・教育・保育・まちづくりなど喫緊の社会課題を解決する「コミュニティ科学」という新しい発想による理論と方法論を、豊富な実例をあげて提示する。
目次
はじめに 新しい発想で社会発展の道を探る
第1章 コミュニティ科学とは何か
第2章 理論的背景と位置づけ
第3章 コミュニティ科学のモデルとツール
第4章 複合型コミュニティにおける社会規範をめぐって―遠隔予防医療における「額縁効果」
第5章 にぎわいのあるまちなかの安心と経済
おわりに コミュニティ科学の可能性と課題
付録 「コ・モビリティ社会の創成」プロジェクト
著者等紹介
金子郁容[カネコイクヨウ]
1948年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。Ph.D.(オペレーションズ・リサーチ、スタンフォード大学)。現在、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
玉村雅敏[タマムラマサトシ]
1971年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。現在、慶應義塾大学総合政策学部准教授
宮垣元[ミヤガキゲン]
1970年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。現在、甲南大学文学部社会学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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