内容説明
人はそれぞれ十字架を背負って生きている。大正生まれの女性にとって昭和の60年は何だったか。
目次
1の章 戦前戦後の流れのなかで(瑞泉寺のいわたばこ;ハナハトかサイタサイタか;長崎への熱い思い;ルネ・クレールの世界)
2の章 静かに奏でる鎮魂の曲(天使たちがやってきた;ウライタナルの師の死)
3の章 思い出の中の人あれこれ(確かなコルトン先生の目;はるかなゲイマーぶどう園)
4の章 ネアカぞろいの日曜画家群像(一期一会の機会を失う;どちらも外人どうしね)
5の章 鳥の旅路のついのすみか(そんな子守歌では眠れない;心の短い旅路をさまよう)