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内容説明
“酔っぱらい”“廃兵”“道化師”たち…。それは己の化身なのか。劇的な幕を下ろしたその生涯は“道化”であったのか。画家カモイの実像に迫る。
目次
生いたち
金沢美術工芸専門学校
乃村工芸社
難波1年、そして香櫨園へ
青春荒亡
結婚、滞仏、そして低迷
ブラジル、パリ、ローマ
栄光のデビュー
展望―後半生15年
スペイン時代
パリ時代
神戸時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮舟りつ
3
癖の強い文体が合わない。鴨居玲の年表を文章に仕上げただけの本という感じ。鴨居玲がなぜあのような作品を制作したかについて掘り下げていないし、自殺願望の根源は何かを追求してもいない。日動さんへの忖度見えるので、社長に頼まれたから書いたにすぎないのか。対象への愛情が感じられなくて、残念。2019/02/02
サチ
1
没後三十年展覧会にて購入。元々私が読みたかったのは主に『展望-後半生〜』の部分だったが、小説にしたかったが成らず伝記か評伝かという距離感漂う本書は全編通して面白く読めた。実在の人で作品自体が強烈な訳だから、書き手の個人的感情移入強い文章だと逆に面白くないと思ってしまったろう。刹那的で二極性を持つが故に優しく繊細で大胆でええかっこしい。そんな自己を実の部分で持て余し、刹那的であることで保たれていたのか。暗く凄みのある画風だけど本人は人に対して気配りがあったというのも解る気がする。だから哀しい絵が描けるのか。2015/12/07
リッキーまち子
0
酒呑みで、モテて、希死念慮に囚われた、とても芸術家らしい芸術家だったということがよくわかる。とても刹那的で、直感に従い、その瞬間を生きており、不条理な振る舞いをしては周りのものを振り回し、あっさりと死んだ。アメリカンニューシネマのような人生だと感じさせた。2014/01/28
ぱぴぷぺぽ
0
t2024/03/04