目次
ペイソスの意味内容
用語の検討
語源π´αθοs(苦悩、パッション)
一八世紀のドイツ・フランスの用例(熱情、悲痛)
エートス(風格)に対比するパトスの意でパテティク(悲愴)の内容
ロマン派によりイロニイにとって代られる
イギリスの用例
古典的パトスのヴァリーエーションの派生
はげしいパッションに代る悲哀の調子
「ペイソスとヒューマァ」併称の用例〔ほか〕
著者等紹介
鈴木正明[スズキマサアキ]
1913年東京・麻布に生まれる。旧制横浜二中、東京高校、東大文学部美学美術史学科を経て同大学院で美学専攻。東大学生部学寮主任、金沢大学、九州芸術工科大学、東京国際大学教授を歴任。金沢美術工芸大学、九州大学文学部、跡見学園女子大学講師を兼任。その間スウェーデン・ウプサラ大学での第六回国際美学コングレスへ出席を機に、二回にわたってソ連経由、北・中・西・南・東欧を遍歴(一九六八・七二年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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