出版社内容情報
国家間関係を軸に、多角的な観点から検討。,,,
内容説明
主権平等と内政不干渉を基調とする国家中心のウェストファリア体制の、アジアへの拡大への過程、世界化の過程、そして冷戦の終結を契機に、大きく変貌を遂げるウェストファリア体制を分析。
目次
黄昏のウェストファリア体制とその行方
第1部 ウェストファリア体制の拡大とアジア(ウェストファリア体制とアジア国際政治;ウェストファリア体制下の日本外交の軌跡;国際構造と戦後日本の安全保障;東南アジアの民主化と地域の安定要因―フィリピンを中心に)
第2部 ウェストファリア体制の変容と地域国際政治(欧州統合の原景―ECSC設立をめぐる政治過程;現代アフリカ国家と人々―国際政治経済学の視点から;ラテンアメリカの国際政治とその行方;中東の国際政治とその行方―中東に民主化はあるのか;中東欧におけるウェストファリア体制の変容)
第3部 主権国家の変容と外交(途上国の外交とグローバリゼーション;ミドル・パワーは可能か―カナダ外交を事例として;西欧国際体系とアメリカ外交の軌跡;冷戦後の軍縮問題)
著者等紹介
吉川元[キッカワゲン]
1951年生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。国際関係論専攻。神戸大学大学院法学研究科教授
加藤普章[カトウヒロアキ]
1955年生まれ。カールトン大学大学院、Ph.D.カナダとアメリカの政治、エスニシティの政治、比較政治学専攻。大東文化大学法学部教授
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