出版社内容情報
レクリエーションとしてウォーキングを楽しむイギリス人は「散策の人」ともいわれている。「ウォーキング」について、考え方や歴史的文化的背景、実態や問題など、イギリスの公園制度にも触れながら、写真をふんだんに使ってわかり易く簡潔に解説。
はしがき
1 イギリス人はウォーキング好き
2 ウォーキングの原点は「レクリエーション」
3 「フットボール」もウォーキングと関係する
4 羊や牛と一緒に歩く「共生」がウォーキングの心
5 フットパスは「推定」によってつくられる
6 犬は二メートル以内に
7 プライバシーにも気をつけて
8 地主や農民がしていいこと、してはいけないこと
9 最初のフットパス「ペナイン・ウェイ」を歩く
10 標識と踏み段こそがフットパスの命
11 舗装フットパスは車椅子のために
12 フットパスの地図作りにかける精力
13 廃線の鉄橋がフットパス、ブライドルウェイに
14 軍事演習場の「夜行ウォーク」から分かった「景観」
15 長距離フットパスはツーリズムの花形
16 運河「テームズ・パス」をナローボートとともに
17 都市のフットパスと公園
18 いろいろあるロンドンのフットパス
19 億万長者が歩く権利をさえぎる
20 歩く権利と自然保護
むすび
内容説明
本書は、最近の紀行を含む今まで歩いた経験にもとづいて、イギリスの「ウォーキング」について気楽になるべく分かりやすく書いたものです。イギリスにおけるウォーキングの考え方やその歴史的文化的背景、今日におけるウォーキングの実態と問題点、あるいはイギリスの公園制度についても触れました。
目次
イギリス人はウォーキング好き
ウォーキングの原点は「レクリエーション」
「フットボール」もウォーキングと関係する
羊や牛と一緒に歩く「共生」がウォーキングの心
フットパスは「推定」によってつくられる
犬は二メートル以内に
プライバシーにも気をつけて
地主や農民がしていいこと、してはいけないこと
最初のフットパス「ペナイン・ウェイ」を歩く
標識と踏み段こそがフットパスの命〔ほか〕
著者等紹介
平松紘[ヒラマツヒロシ]
1942年姫路に生まれ、北海道室蘭に育つ。早稲田大学大学院法学研究科修了、法学博士。現在、青山学院大学法学部教授、早稲田大学法学部・社会科学部・教育学部、札幌大学法学部などの非常勤講師。環境法政策学会、日本法社会学会などの理事。農水省委員、東京弁護士会人権賞選考委員会委員長、神奈川の自然保護団体代表などを歴任。ロンドン大学などの客員研究員、オックスフォード大学協会、ランブラーズ協会、オープンスペース協会などの会員
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