出版社内容情報
哲学の立場から「風景とは何か」を考える。,
内容説明
「(よい)風景」のなかで生きることは、「生きる」ということ一般においてどのような意味をもつのか。あるいは、どのように意味をもつのか。…「哲学」の基本として「よき生」の探究ということがあるが、本書は、この哲学に内在する問いに「風景」という要素をも問う必要があると説くことにもなる。
目次
1 風景哲学の可能性について―風景画を手掛かりにして
2 沈黙と語りのあいだ
3 景色と気色―おもむきと佇まい
4 哲学的風景論の可能性
5 風景/風景化と倫理
6 近代日本における「風景」の創出
7 「故郷」と「風景」―柳田国男と和辻哲郎の比較を通じて
8 景観紛争の解決のために
9 風景―近代社会における美的なものの機能をめぐって
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- 和書
- ループ 角川ホラー文庫