出版社内容情報
悩みや苦しみを乗り越える臨床的癒し論
内容説明
人格発達の理論を取り入れながら童話や昔話や夢のなかに表現されている生の深層構造を解釈し、癒しのためへの「生存の知恵」を探る。
目次
第1章 解釈の目安―人格発達の概念と解釈学の方法(人格発達考察に関する諸概念;ストーリー解釈と構造)
第2章 昔話における「人格発達」と「癒し」(昔話と「人格発達」や「癒し」;昔話解釈の方法;『聴耳』における「人格発達」と「癒し」 ほか)
第3章 夢解釈における「人格発達」と「癒し」(夢解釈の方法;夏目漱石『夢十夜』「第三夜」の夢解釈;夏目漱石『夢十夜』「第四夜」の夢解釈)
著者等紹介
荒木正見[アラキマサミ]
1946年福岡県に生まれる。1971年名古屋大学文学部哲学科卒業。1977年九州大学大学院文学研究科哲学・哲学史専攻科博士課程単位取得退学。現在、日本赤十字九州国際看護大学教授(哲学・比較思想・人格発達論)。文学博士(Ph.D.in Literature)
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