内容説明
本書では、パーソン・センタード・アプローチの理論的原理をカウンセリングの実際と関係づけることによって巧みに説明している。機能的哲学としてのアプローチの重要さにも注意を向け、このアプローチによるカウンセリングの哲学と精神と、パーソン・センタード・アプローチの本質的部分である体験学習について伝えている。
目次
1 パーソン・センタード・アプローチ
2 カウンセラーの自己の利用
3 共感
4 無条件の肯定的関心
5 一致性
6 初期
7 中期
8 終結期
著者等紹介
伊藤義美[イトウヨシミ]
1974年名古屋大学教育学部教育心理学科卒業。1979年名古屋大学大学院教育学研究科博士(後期)課程満了。1993年シカゴ大学大学院心理学研究科(文部省長期在外研究員)(~1994年)。現在、名古屋大学情報文化学部・同大学院人間情報学研究科教授、博士(教育心理学)。臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会)、認定カウンセラー(日本カウンセリング学会)、認定フォーカシング・トレーナー(米国フォーカシング研究所)。主な著訳書に「フォーカシングの空間づくりに関する研究」風間書房、2000年。「人間援助の諸領域:そのこころ・実践・研究」(共著)ナカニシヤ出版、2000年。「いのちとこころのカウンセリング:体験的フォーカシング法」(共訳)金剛出版、2000年。「パーソンセンタード・アプローチ:21世紀の人間関係を拓く」(共編著)ナカニシヤ出版、1999年。「フォーカシング指向心理療法 下」(共訳)金剛出版、1999年。「現代青年の心理と病理」(共著)福村出版、1994年。「東海地方の情報と社会」(共著)名古屋大学出版会、1994年。「現代人の心の健康」(共著)名古屋大学出版会、1992年。「エンカウンター・グループから学ぶ:新しい人間関係の探求」(共著)九州大学出版会、1991年。「フォーカシング・セミナー」(共著)福村出版、1991年
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