内容説明
「教える/教えられる」の関係を超えた言語活動主体のあり方を問い、人間形成としてのことばの教育を考える。
目次
第1部 講演と討論(「私はどのような教育実践をめざすのか」という問い―ことば・市民・アイデンティティ;ターブルロンド)
第2部 論考(複言語サポーターの「支援についての語り」にみるアイデンティティ―ポジショニング理論から;「よい予感がする」表現教育―2日間のクラスが残したもの;ことばの教育における場所を「居場所」へつなげることの意味―花子は日本にやってきた;言語教育における「単一性志向」―帰韓した「在日コリアン」教師の言語/教育経験とアイデンティティに関する語りから;「自分探し」のジレンマ―韓国人専門学校生のライフストーリーからみる「動機」;目指すものの探求とその意味付け(フレーミング/リフレーミング)としての実践研究―教員養成大学院での授業を通して考えた「私の目指す教育実践」
教師のやりとりから生まれる教育観の見つめ直し)
第3部 言語教育はなぜアイデンティティを問題にしなければならないのか(日本語教育と「日本語人生」―ことばとアイデンティティについての私論)
著者等紹介
細川英雄[ホソカワヒデオ]
早稲田大学名誉教授、言語文化教育研究所代表
鄭京姫[チョンキョンヒ]
早稲田大学日本語教育研究センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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