出版社内容情報
20代は民間企業で営業⇒ 30代は起業・経営・出産⇒ 40代は公募により横浜市の民間人校長をしていた著者だったが、すべては、ある日突然、縁もゆかりもない「広島県の教育長になってほしい」と言われたことから始まったーーー
・公立校初のイエナプラン導入小学校
・公立初のIB校設立
・県運営のフリースクール設立
・高校入試の内申書から欠席日数と所見を削除
・高校入試に「自己表現」導入
・商業高校に探究授業を導入
・学校図書館の改革
・コミュニティ・スクールを100%に
・組織の攻めと守りをはっきりさせる
なぜこれだけのことができたのか?
今だから明かせる、怒涛の改革を続けた6年間の舞台裏
【目次】
プロローグ オセロの角を取れ!
第1章 改革前夜のときほぐし --任命から教育長1年目
●広島県教育長に任命された
●教育委員会は必要なのか?
●教育長はイケてない仕事!?
●合言葉は「小出し」。事前の準備は怠らない
●着任前に絵図を描き、4月1日に手放す
●都道府県と市町村、役割の違う教育行政
●IBの学校開校に奔走しながら、150校を訪問
●教育にチョイスを! タイムマシーンに乗って未来を見にいく
●教員不足ーー現場主義に徹したら課題解決のヒントが必ず見えてくる
●根本的な議論に原稿は不要。その場で思ったことを言える環境に
●入試の本音・不満をあぶり立てる
●不登校対策を早速開始 !
●着任3ヶ月後に西日本豪雨災害ー非常時のマネジメント
●組織を一つに! トイレ新聞に「教育長って呼ばないで」
第2章 改革の実際ーー何もないところから周りを巻き込み、実現する方法
★公立初のイエナプラン小学校設立
時間割を自分で決める学校
「個別最適・協働的な学び」の具現化
「個別最適な学び担当課」を新設
振り切ったアンチテーゼを作れば間が埋まってくる
★高校入試改革ーー内申書を気にしなくていい中学校生活
公立高校入試改革は何が難しいのか?
「欠席日数をなくすと生徒が簡単に休む」は本当か?
内申書で生徒も先生もがんじがらめ
入試改革は「子どもたちにどんな力をつけさせたいか?」を基盤に
高校入試の「自己表現」では何をするのか?
子どもの意見で行政が動いた!これぞ主権者教育
YouTubeライブ配信で生徒たちに説明
★商業高校にプロジェクト型学習ーー「生きるってなに?」
アメリカで3校のビジネスハイスクールを視察
先生たちと一軒家で民泊、夜な夜な話し合い
「燃えるような授業がしたい!」カリキュラムづくり秘話
帰国後、朝の職員打ち合わせで頭を下げる
カリキュラムを変えたら、生徒たちが授業にのめり込み始めた
商業探究プログラムの中身と問題点
3年後にはアントレプレナーシップ世界第3位受賞者も!
商業高校アップデートに見る県教育委員会の役割
探究学習とは?「本質的な問い」を作れるようになれば授業は俄然変わる
★不登校対策ーー14年間実践し続けた学校内フリースクール
学ぶ内容、学ぶペース、学び方が選べない日本
ヒト・モノ・カネがない! どう工面するか?
不登校の部屋にはピカイチの先生を置け!
未来像をシェアして、あとはスタッフに考えさせる
その子のエネルギーレベルに合わせて「畑」も教室に
校内フリースクールは皆の協力の結集
部屋の名づけは子どもたちに任せる
校内フリースクールを広報する時のカギ
広島県教育委員会の