内容説明
冷戦のさなかに構想された国際的な知の連帯の試み。未曾有の戦禍ののち、歴史を、人間の条件を、そして共産主義を厳しく問い返した知性から、私たちは今日なにを学ぶだろうか。
目次
人間と歴史
現代における人間の条件
マス・プロダクション時代の芸術
思想的自伝
著者等紹介
レヴィット,K.[レヴィット,K.][L¨owith,Karl]
1897‐1973。ドイツの哲学者。ハイデガーに師事。ナチスを逃れて1936‐41年滞日。近代の歴史哲学に疑義を提出し、自然の探求を主張した
フロム,E.[フロム,E.][Fromm,Erich]
1900‐1980。ドイツで生まれアメリカで活躍したフロイト左派の社会心理学者。フランクフルト学派を離脱後は独自の「批判的ヒューマニズム」を提唱
リード,H.[リード,H.][Read,Herbert]
1893‐1968。イギリスの詩人・美術評論家。工芸美術の権威であり熱烈な平和主義者
ルカーチ,G.[ルカーチ,G.][Lukacs,Gy¨orgy]
1885‐1971。ハンガリーの哲学者。マルクスの思想に根拠を置きながら、主体の問題に目を向けるなど、左翼知識人にインパクトを与えつづけた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。