出版社内容情報
うさぎが言いました。世界で1番、足の速いのはおれさまだ。かめが言いました。では、あの山まで競争しよう。うさぎはひとっ飛びに走って、ちょっとひと休み。有名なイソップのお話です。
およそ5~6才から
著者等紹介
ガルドン,ポール[ガルドン,ポール][Galdone,Paul]
1914年、ハンガリーのブダペスト生まれ。14才の時、家族とともにアメリカニュージャージーへ移り、高校時代を過ごした後、ニューヨークへ。ここで、家計を助けるための仕事をするかたわら、夜間の美術学校へ通う。その後、出版社勤務を経て、本の仕事に興味を持つようになり、多くの作品を手がけた。晩年は、夫人や二人の子どもとともに、ニューヨークのはずれにあるロックランドという町で暮らし、仕事の合間には、自宅を囲む農園で汗を流す生活を送った。1986年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiho♪
25
家絵本を小5次男と。長男には読んでたけど、次男には読んでなかったなぁと。「いくら卯年だからってこのお話は知ってるよ!」と乗り気ではなかった次男だけど、いい意味で子供っぽさがない絵本なのでお話の世界にすんなり入った。 ポール・ガルドンの軽やかな絵と、さがのさんのリズム感ある訳が声に出していて心地よい。 「スタートの合図がきっておとされ、たちまちうさぎは脱兎のごとく、目にもとまらず、すっとんでいった。」 随所にこのような普段はあまり耳にしない、でも情景が想像しやすい言葉が散りばめられている。高学年に。2023/01/31
shiho♪
24
家絵本。次男の小学校、6年生に読み聞かせ。たぶん読み聞かせしてもらうのは今回が最後になるかもしれないなと思い、はなむけの絵本にしてみました。 訳が難しい言い回しが多いので、読んだ後に補足も。 ①『脱兎のごとく』スタートの合図でうさぎが駆けていくシーン。逃げるウサギのように速く、ってそのまんまなんだけどね😁 ②『うまずたゆまず』かめが勝ってうさぎを諭すシーン。『飽きることなく怠けることなく』努力するものが最後は勝つんだよ、と。のろくてもいいから一歩一歩☺️2023/02/09
ヒラP@ehon.gohon
19
「うさぎとかめ」はあまりに知られているイソップ童話なので、目新しさはないのですが、多くの絵本作家が手がけているのは、その表現を楽しもうとしているからでしょうか。 ガルドンの描いたこの作品、かめがうさぎに挑戦するのに、勝つことをイメージできていることを、少し不思議に感じました。 うさぎのなまけぐせを見抜いていたのでしょうか。2022/08/02
ヒラP@ehon.gohon
18
C事業所で読みがたりしました。2022/07/19
ume 改め saryo
18
昔々読んだときは、そんなに深い意味を見いだせなかったですね(笑)(^^) うまず、たゆまずが勝利の秘訣!! 一枚めくったところが、本編より彩があるなんて憎いですね(^^)/2013/12/03
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