内容説明
日本民俗学生みの親である柳田国男は明治39年、養家の先祖の地石橋、上三川、真岡、烏山など県東部を訪ね歩いた。このときの記録「柳田採訪」を丹念に追体験した歴史紀行。第2回随想舎歴文研出版奨励賞。
目次
1 私と柳田国男との出会い
2 柳田採訪(「柳田採訪」を読む;「柳田採訪」の地を歩く)
3 那須から会津田島への旅
4 周辺の人びと(同行者矢田部雄吉と周辺の人びと;筑波山で出会った先輩木戸忠太郎;代議士になった僚友神田正雄;長男為正の妻冨美子のこと)
5 柳田国男の栃木県への旅と講演
著者等紹介
中山〓一[ナカヤマコウイチ]
1937(昭和12)年、宇都宮市生まれ。1965年ごろより民俗学に傾倒し、余暇に独学で農山村の民俗調査を行う。近年は民俗芸能を主眼に栃木県内はもとより、全国各地でフィールドワークを続ける。また、日光山地を中心とした、我が国の近代登山発達史の究明に力を注ぐ。栃木県立博物館調査協力員、芳賀町町史編さん民俗部会調査員、高根沢町町史編さん民俗部会調査員を歴任。栃木県歴史文化研究会会員、民俗芸能学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。