内容説明
天皇直訴は「義人正造」の個人プレーではない。半山・秋水・沼南・被害民の力と鉱毒世論をバックに、明治国家体制を震撼させる大事件だった。百年後の今、その全貌を解き明かす。
目次
1 正造・直訴の朝
2 直訴
3 直訴の夜
4 検察の動向
5 訴状の始末
6 直訴の反響
7 直訴誤伝
8 直訴の真実をもとめて
9 直訴企図
10 直訴のあと
著者等紹介
布川了[フカワサトル]
1925年、群馬県邑楽町に生まれる。早稲田大学卒業。田中正造研究の草分けともいうべき渡良瀬川研究会を1973年に結成、代表幹事として運動を推進する。地元の正造研究団体の顧問を務めるなど、多方面に活躍中
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